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妊娠記録を徒然なるままに綴ってきましたが、臨月まで記事にしたので、今回は出産の記事を。
もう一年八ヶ月ほど前となりましたが、今でも昨日のことのように思い出します。そのくらい衝撃的な出来事だったので・・・。
そして出産といえば、「陣痛・出産時に立ち会いをするかしないか」問題が発生しますが、「どっちにしよう?」と直前まで悩みした。・・・が、結局うちの場合、どちらも立会いはしませんでした!
実際はと言うと、
- 陣痛は当初は立会う予定でいたけど、「流れ」で立ち会わなかった
- 出産もそのまま「流れ」で立ち会わなかった
のですがね^^;・・・なかなか出産は予定通りいかないものです!
ということで、私の出産体験において、「立ち会いなし」となった理由や体験談をまとめました。
目次
陣痛・出産立会いする?しない?しなかった理由
私が出産した病院では、出産数週間前に「バースプラン」という、陣痛・出産時にどんな風にしたいのか希望を書く書類を提出することになっていました。
例えばカンガルーケアをするかしないか、会陰切開を希望するかしないか等、いくつかのアンケートに答える書類なのですが、その項目の中に「陣痛・出産時立ち会いを希望するか希望しないか」を書く欄がありました。
私は結局決められず、そこに書いたのは、
「陣痛は一応立会い希望。出産の立ち会いを希望するかしないかは、今はまだ分からず、その時を迎えた時に自分の気持ちを優先してその時に決めたい」
という、中途半端な回答でした^^;
一応それで病院側にOKされ、陣痛を待ちました。
特にどっちが良い!という明確な希望がなかったんですよね。夫も、「立ち会いにするかしないかはドッチが決めていいよ」というスタンス・・・。優柔不断夫婦の我が家です。
で、実際の陣痛出産時の自分の気持ちと、その場の状況により、結果的に立ち会いなしとなった形でした。
具体的にどんな状況でそうに至ったかは体験談にて。↓
陣痛・出産立会いなしの体験談
夫在宅時に陣痛スタート
いざ陣痛が来たのは土曜日の夕方。夫は仕事休みで家にいたので、一緒に病院についていってもらいました。
まだこの時に痛みはそこまで強くなくて(普通の生理痛くらい)破水しているかも微妙な段階。
夫には荷物持ちしてもらい事前に登録していた「陣痛タクシー」で病院に行きました。
荷物持ちをしてもらえたことは、大変助かりました。(陣痛始まったのが土曜日で良かった♪)
病院に行くとやはり破水はしていたようなのでそのまま入院することに。
この時にはまだ、「夫がこのまま陣痛中立ち会うのかな?」といった流れでした。
病院の消灯時間となり夫は帰宅
2〜3時間陣痛を病室のベッドでやり過ごしていました。だんだん陣痛が強くなりつつも(お腹をギュッと掴まれる感じ・下痢の酷い時位の痛さ)本格的にはまだまだ遠いと言われ、看護婦さんにこう言われました。ちなみにこの時、夜8時くらいでした。
「陣痛は恐らくすぐには進まないでしょうし、進まない場合は明日促進剤など使うと思います。もう病院の面会時間も終わって消灯時間になりますから、ご主人さんは一度お帰りしてもらった方が良いと思います。出産が近くなったら電話でお呼びしますので」
・・・うん。確かにかなりの痛みはあるけどよくテレビの出産ドキュメント番組のような派手な痛がり方をする段階ほどでもなかったので私も納得。
夫には一度家に帰宅してもらいました。( ^_^)/~~~
※当時の心境※
うわああ平静を装ってはみたけど実は今も結構痛い!でもまだまだ、これからの道のりは長いんだ!夫はいないけど、まあいたからといって痛みが減るもんでもないし、取り敢えずは一人で明日まで頑張ろう(´・ω・`)
この時点ではまだ陣痛は進まないんだろうな・・・と少々楽観的でした。
夫帰宅と同時にガンガン進む陣痛
夫が帰宅したのが大体夜の8〜9時ごろ。
なぜか途端に痛さが倍増してきた感じになりました。痛みの間隔は6〜7分ぐらいでしたが。
※痛さのレベル※
内臓をギューッと雑巾絞りされるような感覚
ゾウや車にお腹を押しつぶされるような感覚
※当時の心境※
うわあああああ(少しパニック)なんかものすごく痛いけど、多分本格的にはまだまだなんだろうな。。一人で頑張ろう(´・ω・`)
致命的な忘却。立会い無しの意外な盲点
一人で陣痛と戦っていて、実際にはかなりの痛さだったと記憶しているのですが、そのせいか、ある一つの存在を忘却していました。
そ・れ・は・・・「ナースコール」!!!!!!
今思えば、この時点でかなりの痛さを感じていたんだからナースコールしとけよwと思うのですが、当時はすっかり存在を忘れてました。
ここは自分的に反省点で、もし陣痛中の状況を客観視できる夫がいたらとっくにナースコールしてくれてたかも・・・と後々少し思いました。
(と言うのも、これから書く内容ですが、看護師さんびっくりの進みの速さでとっくに子宮口10センチ状態だったので、ひょっとしたら陣痛で苦しむ時間ももっと早く知らせてたら短くて良かったのかも・・・?と後々もやもやする事態となったのです)
立会いが無い場合は容態が急変した場合、自分の判断でナースコールをしたりの管理、もしくは看護師さんが定期的に巡回に来てくれる等の環境が整っていることが重要だと強く実感します。
痛みに耐えること数時間、深夜の巡回で看護師さんやっと登場。(追記:←大体この時点で深夜2時30分過ぎくらいでした)
あまりに痛がっている私を見て念のため内診してもらうと、。。。子宮口は全開!!!(笑)
あまりの早さに看護婦さんもびっくりでした;;
「すぐにお産になります!!急いで分娩台に行きましょう!!」
ちょうど痛さの波が引いた時に廊下を猛ダッシュしました。(妊娠中で一番の猛ダッシュ)
走りながら携帯から夫に電話。
「あ!!ドッチさんのご主人!?もうすぐにでも産まれちゃうから、急いで病院にタクシー飛ばして来て!!」
※当時の心境※
ん?今看護師さんもうすぐにでも産まれるって言った??(この期に及んで)まだまだかと思ってた(´ω`;)
しかしもっと早くナースコールしとけばもっと痛みを我慢する時間短くてすんだかもなorz
あと結局陣痛立ち会いしなかったな・・・ま、いっか(・∀・)
分娩室に入って15分くらいで夫到着
分娩室に入ってしばらくすると夫が到着しましたが、その時にはかなりもう陣痛は本格的で、
「ぎゃーーー痛すぎる!!もう夫どころじゃないから分娩室にいなくていい!!」
という気持ちだったので、夫は廊下で待っててもらいました♪
立会いなし出産の体験談
ざっくり箇条書きにします。ちなみに会陰切開はしたものの、分娩台に上がって30分くらいでつるんと産まれる安産ぶりでした。
・痛みのタイミングと力を入れるタイミングがよくわからず戸惑いながら力を入れる
・力を入れてはいけない時にもどうしても痛さのあまり力が入ってしまい、酸素を送るための管みたいなものを通される
・赤ちゃんがどんどん下がってきて会陰の広がるスピードがついていかず、裂けてしまった模様
・会陰切開されたけど、陣痛が痛すぎていつしたか分からない(陣痛すごい)
・「足の方見て!」と言われ見ると、娘の頭が見えた!!
ちなみに出生体重が2250グラムの低出生体重児でした。
出産後に夫入室
出産後、胎盤などの後処置が簡単に終わると、夫が入室。お腹の中から外の世界に出てきた小さな小さな娘を二人で慈しみ合いました。
陣痛も出産も立ち会いなしだったけれど、心はいつも共にいたように思います。そして何よりも、自分のペースで出産できて気持ちがとても楽でした♪だからこそ、スムーズな出産につながったのかもしれませんね。私の場合。
まとめ
と、予想外に陣痛の進みが速かったことにより、結果的に陣痛・出産ともに立会いなしに至りました。
私のように流れで立会いをしない方、また他にも里帰り出産でどうしても夫が近くにいない方、どうしても夫が立会いをしたくても不可能の方、様々いらっしゃると思います。
私が思うに立ち会い出産をしなかったから良かった、とか立ち会い出産したから良かった、とかそういうことはないんですよね。多分。
私も結果的に立ち会いなしという形になりましたが、娘が健康に元気に産まれてくれて、もう本当にそれだけで大満足。
立ち会い出産をしたから夫が協力的になるとかしなかったから乏しくなるとかそういうのも、個人的には関係がないと思います。
先ほども書きましたが、陣痛も出産もその場にいる・いないに関わらず、
心は常に寄り添っている
と思えるならば、どっちだって一緒♪と、自分は思います( ´ ▽ ` )ノ