育児をする上で必需品といえるのが抱っこひも。
その中でも人気なのがやはりエルゴベビーとベビービョルン。
エルゴベビーもベビービョルンもどちらも抱っこひもブランドとしては現在人気を二分するブランドですのでどちらかに悩まれる方は多いのではないでしょうか。
目次
エルゴとベビービョルンの比較の前に、抱っこひもの選び方
例えばデザイン、安全性、値段、子どもが気にいるか、装着しやすいか、重さ、コンパクトにまとめられるか、通気性、洗濯できるか、、、etc
選ぶポイントは多岐に渡ります。
抱っこひもは値段も張るものですし、なるべく失敗はしなくないものですよね。
実際試着して決めるのが一番いいとは思いますが、妊娠中に準備する方の場合は無理ですし、近くにアカチャンホンポなどの店舗がないと難しいですよね。
ちなみに私自身も妊娠中に抱っこひもを購入しました。
その時選んだのはエルゴベビーの360ベビーキャリア(スリーシックスティと読みます)。
もちろん新生児から使う算段だったのでインファントインサートも購入。
その後、ひょんなことからベビービョルンのベビーキャリアoneも手に入りました。
両方持っていて共通するのは「前向き抱っこ」ができるタイプということ。
せっかく両方持っているのでこの両者を比較してみました。
ちなみに、エルゴとベビービョルン以外の抱っこ紐も含めた徹底比較記事もまとめましたので、こちらも是非お読みください。
また、前向き抱っこについては、肯定的な意見と否定的な意見とがあって当初は迷ってしまうもの。それぞれの意見をまとめた記事も、良ければお読みください。
お先に結論。エルゴとベビービョルンの前向き抱っこタイプの違い
・エルゴベビー360は、中でベビーを固定するウエストベルト付きのタイプが特にオススメ。(特におんぶをする時に安心)
・エルゴベビー360は3.2㎏~15kg・約36ヶ月まで。ベビービョルンOneは3.5㎏~15kg・約36ヶ月まで。ほぼ一緒。ただし前向き抱っこはエルゴベビー360は5ヶ月~12ヶ月ベビービョルンOneは5ヶ月~18ヶ月。ベビービョルンが長め。
※ちなみに、どちらのエルゴもベビービョルンも、推奨使用体重は3㎏超えのため、産まれてホヤホヤの小さめ赤ちゃんはまだ使用しない方が無難です。新生児の抱っこや移動方法は、この記事にまとめました。
・新生児抱っこをするのにエルゴ360はインファントインサートが必要。ベビービョルンOneの方は付属品購入はなし。
・ベビービョルンOneは対面抱っこで足の広げる範囲の違いで2種類の抱き方がある。
・エルゴベビー360は腰抱きができる。ベビービョルンOneはできない。
・おんぶがエルゴベビー360は6ヶ月以上からに対しベビービョルンOneは12ヶ月以上から。
・エルゴベビー360のネックは腰ベルトを外す時にマジックテープを外す音が大きい点。前向き抱っこの試用期間が短い(5ヶ月~12ヶ月)点。
・エルゴベビー360は抱っこの上げ下ろしに後ろ肩のバックル開閉が要。その為コートの下などに抱っこ紐をつけていると抱っこの上げ下ろしにはコートを脱がなければならない。ベビービョルンOneは、前部バックル4箇所で子どもを抱っこしているので、コートの下に抱っこ紐をしていても抱っこの上げ下ろしにコートを脱ぐ必要はなし。
・エルゴベビー360は腰に巻いたままだらんとさせると地面に付いてしまう。ベビービョルンOneは膝くらいまでしかだらんとならない。
・ベビービョルンOneのネックはおんぶが12ヶ月~と遅め。重量が重い。1380g。個人的に装着に慣れるのが難しかった。
※※インファントインサート不要の抱っこ紐【エルゴアダプト】もあります!!※※
前向き抱っこはできませんが、従来新生児抱っこの際必ずインファントインサートが必要だったエルゴからインファントインサート不要の抱っこ紐【エルゴアダプト】が発売されました!
↓こちら商品の記事。良ければ合わせてご覧ください。
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※追記※
下段落の所でも触れますが、娘が1歳11ヶ月の時にそれまで『エルゴ派』だったのが、突然エルゴ嫌いになり『ベビービョルン派』となりました!!
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☆☆☆エルゴベビー・360ベビーキャリア☆☆☆
※※※エルゴベビー360についての新情報※※※
2015年11月、新しいモデルとして、内部にベビーの落下防止のためのベビーウエストベルト付きのタイプが登場しました!
サイトで選ぶ際は、左下のベビーベルトが着いている画像のタイプがそれにあたります。
特におんぶをする時、前面でベビーを乗せて、ぐるっとベルトを回すのですが、ベビーが落ちやしないか冷や冷やしていたので、これはとても良いと思います。
私のように旧式を持っている方は、単体のこのようなベビーウエストベルトを購入することで、同じように使用することが可能です。


★可能な抱っこ★
※画像引用元:DADWAY ONLINESHOP
・新生児抱き(インファントインサート要)
0ヶ月~首すわりまで。体重3.2㎏~5.5㎏
・対面抱き
首が完全にすわった4ヶ月~24ヶ月
体重5.5㎏~12.2kg
・前向き抱き
首が完全にすわってから5ヶ月~12ヶ月
体重5.5㎏~10kg
・腰抱き
腰が完全にすわってから。6ヶ月~24ヶ月
体重7.8kg~12.2kg
・おんぶ
首が完全にすわってから。6ヶ月以上~36ヶ月
体重7.8kg~15kg
★形の特徴★
おしりを支える所が立体構造になっていてふかふかしています。
※↓私が使っているタイプはベビーベルトの無い旧式タイプです※
実は360はインサート併用に最もオススメのベビーキャリアだと公式にも宣伝しています。
使ってみて、やはりインファントインサートが簡単にすっぽり入れられたなあという実感があります。
腰~おしりの部分がま~るくしっかり守られているような安定感があります。
★装着のしやすさ★
基本的にどの抱っこも、マジックテープになっているウエストバンドを腰に巻いて、バックルを止め、子どもを抱き上げ、肩ストラップを掛けて胸ストラップのバックルを止める。ストラップの長さなどは適宜調整しながら止めます。
個人的には、かなり装着しやすいと感じています。
毎日保育園の送迎で送りは父親が使い、抱っこひもを保育園のロッカーに置いておき、迎えは母親が使うというように1日に2人使っていますが、その都度ストラップの長さの調整が簡単にできます。
ストラップの調整を別にすれば
①バリッ②カチッ(腰バックル)③カチッ(胸バックル)
で素早く抱っこが可能。これは病院などでも嬉しい!
ついでにきちんとエルゴらしい、スリーピングフードもちゃんとあります。
ちょっと写真だとクシャクシャに写っていて申し訳ないのですが;
★持ち運び★
このように、柔らかい素材なので、小さく折り畳めます。比較のためおしりふきと。
我流ですが、マジックテープの部分を重ねてウエストバンドをまとめ、ぐるぐると上部に向かって巻いていき、肩ストラップを纏め上げると、上のような写真になります。
保育園のロッカーに入れるので、大変助かります。
他のエルゴシリーズに比べてまとめにくいという意見も聞いたことがありますが、個人的には360でも特に問題ないかなという感想です。
★種類★
2015年12月現在エルゴベビー360は、全9種類。(ベビーウエストベルト付きの新型・無しの旧型含め)
画像引用元:DADWAY ONLINESHOP
★ネックな所★(H29.3.27補足)
・ウエストバンドを外す時の音が大きい(旧式タイプ)
(新商品の360クールエアは、腰バックル式だそうでバリバリ音はなくなったそうです!)
腰のウエストバンドを外す時にどんなに気をつけてそーっと外そうとしても「バリバリバリッ」とメチャクチャ大きい音が鳴ります・・・。抱っこで寝ている子どもをそのまま布団におろす時には、音がなるべく大きくならないよう細心の注意を払わねばなりません。
しかしそーっとそーっとバンドを外そうとしても音の大きさはかなり大きいです。。。
※H29.3.27補足※
360のバリバリ音がないタイプというのが新商品360クールエア現在2色出ているようです。エルゴもどんどん進化していますね♪)
■アイスミント柄(※H29.3.27現在は予約販売)
■カーボングレー柄
・前向き抱きが5ヶ月~12ヶ月と意外と短い
SGマーク制度という消費生活用製品の安全性を認証する制度で安全に利用できることを保障した試用期間は、実は5ヶ月~12ヶ月と意外と短いです・・・。ちなみに体重は10kgまで。
・コートの下に抱っこ紐をすると子どもの上げ下ろしができない
これは実際子どもが少し大きく(1歳過ぎ)なってから感じたことですが、子どもが少しずつ歩くようになって抱っこ紐から下ろしたりまた抱っこしたりという動作が発生します。その際エルゴの場合後ろ肩バックルを外さないと子どもの上げ下ろしができません。(ベビービョルンOneの方はできます)
・エルゴを腰に着けたままだらんとさせると地面に付いてしまう
これも子どもが歩くようになってから感じたことですが、エルゴは子どもを歩かせている時腰にくるくる巻いておかないと、地面にだらんとなってしまいます。
☆☆☆ベビービョルン・ベビーキャリアOne☆☆☆
★可能な抱っこ★
・新生児抱き
0ヶ月~首すわりまで。体重3.5㎏
・対面抱き
首が完全にすわってから。およそ4ヶ月以上
足が閉じ気味での抱っこの場合は~18ヶ月まで。~12㎏まで。
足を広げる抱っこの場合は~36ヶ月まで。~15kgまで。
・前向き抱っこ
首が完全にすわってから5ヶ月~およそ18ヶ月。
~12㎏まで
・おんぶ
首が完全にすわってから12ヶ月~36ヶ月。
~15kgまで
★形の特徴★
ベビーの首と頭がしっかりとサポートされていて、安定感があります。
★装着のしやすさ★
「バックル」と呼ばれる、カチッと止める箇所が4箇所あります。
慣れると使いやすいと聞いたのですが、私はなかなか上手にできず・・・。
バックルをとめる時には深めに止めるのですが、グイッとバックルを引っ張るのになぜか悪戦苦闘してしまい、結局あまり上達せず簡単なエルゴの方についつい流れてしまいました。
※追記※
1歳11ヶ月の時にエルゴ派からベビービョルン派に移行したため、最終的にはベビービョルンのバックルにも慣れましたw
★持ち運び★
エルゴより若干記事は硬いのですが、一応このようにまとめることは可能です。
重さはエルゴより重いです。(1380g)
★種類★
2015年12月現在6種類。
★ネックなところ★
・おんぶが12ヶ月からと遅い
家の中での家事は、おんぶが威力を発揮すると思うのですが、1歳までおんぶができないのは個人的に痛手でした。
・重いです。(1380g)
持ち運びするのには少しでも軽いほうが助かります。
・個人的に装着に慣れなかった
アマゾンレビューなどを見ても「慣れる」と書いてあったのですが、慣れませんでした。
→慣れましたw
まとめ
・エルゴベビー360は、中でベビーを固定するウエストベルト付きのタイプが特にオススメ。(特におんぶをする時に安心)
・エルゴベビー360は3.2㎏~15kg・約36ヶ月まで。ベビービョルンOneは3.5㎏~15kg・約36ヶ月まで。ほぼ一緒。ただし前向き抱っこはエルゴベビー360は5ヶ月~12ヶ月ベビービョルンOneは5ヶ月~18ヶ月。ベビービョルンが長め。
・新生児抱っこをするのにエルゴ360はインファントインサートが必要。ベビービョルンOneの方は付属品購入はなし。
・ベビービョルンOneは対面抱っこで足の広げる範囲の違いで2種類の抱き方がある。
・エルゴベビー360は腰抱きができる。ベビービョルンOneはできない。
・おんぶがエルゴベビー360は6ヶ月以上からに対しベビービョルンOneは12ヶ月以上から。
・エルゴベビー360のネックは腰ベルトを外す時にマジックテープを外す音が大きい点。前向き抱っこの試用期間が短い(5ヶ月~12ヶ月)点。
・エルゴベビー360は抱っこの上げ下ろしに後ろ肩のバックル開閉が要。その為コートの下などに抱っこ紐をつけていると抱っこの上げ下ろしにはコートを脱がなければならない。ベビービョルンOneは、前部バックル4箇所で子どもを抱っこしているので、コートの下に抱っこ紐をしていても抱っこの上げ下ろしにコートを脱ぐ必要はなし。
・エルゴベビー360は腰に巻いたままだらんとさせると地面に付いてしまう。ベビービョルンOneは膝くらいまでしかだらんとならない。
・ベビービョルンOneのネックはおんぶが12ヶ月~と遅め。重量が重い。1380g。個人的に装着に慣れるのが難しかった。
当初は、外用や保育園用にエルゴ、自宅で家事とか寝かしつけ用にベビービョルンを使おうかなと思っていたのですが、結局ベビービョルンの方はたまにしか使わず、バリ!カチ!カチ!で即装着のエルゴを我が家ではヘビーユーズしています。した。
1歳11ヶ月の時に突如娘がエルゴ360を嫌がりベビービョルンOneを好むようになり、結局両方の抱っこ紐をそれぞれのシーンで活用することになりました。両方持っていて良かった。
ちなみに、エルゴやベビービョルンとは異なるもっと簡単!軽い!持ち運び便利!なスリングタイプの『トンガ-tonga-』もオススメです。
追記
エルゴに関するコラム書きました。