なぜ!?引越しブルー(引越しうつ)になって涙が止まらない件

最近引越しを経験したのですが、すっかり引越しブルーになってしまいました。

前家の掃除の時、涙が止まらなくて大号泣しながらからっぽの家に立ちすくんで、悲しい気持ちを気づいたらスマホに打ち込んでいました。

実は先に言ってしまうとすでに引っ越しブルーからは立ち直って元気に新しい生活を送っているのですが、その時の感情を気のままにスマホにメモしていた内容をせっかくなのでブログに公開します(笑)

スポンサードリンク

引越しブルー(引越しうつ)になった理由

昨日私は人生で2度目の引越しをした。

1度目は結婚のため実家を出た引越し。

そして2度目は今回の引越し。

私は今、昨日引越した前のマンションの後片付けのため、前の部屋に一人立っている。

昨日全て引越し業者が来て家財やら何やらを一切合切運び出してしまったから本当にガランとしていて音がよく響く。

何も家財を置いていない部屋を見るのは5年ぶりだ。

引渡しは明日、夫が有休を取って行うことになった。

今日私は排水周りやらの掃除を行うために会社の半休を取ってこの家に来た。

寂しい。家財道具が何もなくなった空っぽの部屋で、私は一人で大泣きした。

ああ、これって多分というか絶対、引越しブルーだわ。

引越しブルー≒マリッジブルー??

この部屋に来たのは2012年の8月。暑い暑い真夏日だった。

私たちはこの部屋で新婚生活をスタートさせた。

5年ほど付き合っていた彼と私は、私の30間近の必死な結婚アピールに彼が少々押される形で結婚する運びとなった。

四捨五入して約30年ずっとぬくぬくとした実家生活を送っていて、初めて実家を出ることに、明るい見通しでいっぱいだった。

どこに住もうかという話になり、彼と私との通勤のことを考えてこの部屋近辺の賃貸情報を探し、なかなか条件に合う(比較的新しい、駅徒歩10分以内、家賃15万以内、狭すぎないetc)物件はかなり限られる中彼とsumoやらホームズやらで調べるのはとても楽しい時間だった。

いくつかの物件を見学したこと初めて行く不動産会社にお互いコミュ障だからちゃんと会話できるかなーと話しながら駅からの道を歩いたこと、暑い中スタスタ歩く彼と不動産会社の人の後を牛歩の私が必死についていったこと、あーだこーだ言いながら街を見て回った沢山の思い出がよみがえってくる。

いざ、条件に大体合う物件を見つけ、実家では引越しの準備をしていると、楽しさはだんだん不安に変わっていった。

親元を離れ全く新しい場所に馴染めるだろうか。

3歳上の姉だってまだ実家にいるのに。

もっと実家にいても良かったのではないか?

今思えばその時は典型的なマリッジブルーだったんだろう。実家を離れる寂しさでひどく涙もろくなっていた。

引越しの日。
バタバタと実家の自分の部屋から運ばれていく荷物を見て、もう引き返せないのか・・・と喪失感でいっぱいだった。

新しい場所でも、この場所(実家)と同じくらい好きになれるだろうか?

一足早く荷物を運び終わっていた彼の荷物と私の荷物で新居の狭い2DKはさらに狭くなっていた。アートとサカイのダンボール群に占拠され、人のいられるスペースなんてほとんどなかった。

そのダンボール軍の影で、彼に見られないように私はこっそりと一人で泣いていた。

マリッジブルー全開の引越し2日後、入籍届を役所に出し、彼と私はこの部屋で夫と妻になった。

今抱えている寂しさも、思い返せばマリッジブルーのこの時の気持ちととってもよく似ている気がする。

ちなみにこの時は幸いなことに、結婚したといっても仕事を変わらず続けていたことが心の安定につながったからか、私のマリッジブルー期は1週間くらいですぐに収まった。

マリッジブルー体験談。なった理由と救われた私の解決法
私は2012年夏に結婚しまして、その際軽いマリッジブルーに襲われました。 別に精神科にかかったわけでもなく、誰かに診断されたわ...

引越しブルーとは無縁〜便利な新居は狭いこと以外大満足だった

新しい新居はとにかく利便性が良く、住み始めてからびっくりした。

コンビニが徒歩1分
スーパーも徒歩数分以内に数件
JRや地下鉄駅も徒歩数分
虫やゴキの心配が全くない(高層階のため)

土日はふらっと徒歩圏内のにぎやかな繁華街にデートにも行けた。

少々狭いことを除けば、快適そのものだった。

しかし狭いというのはなかなかネックな課題だ。

夫は映画や特撮好きの趣味で、沢山のDVDや漫画、フィギュアがあり、狭い家をさらに狭くさせるので、すっきりと暮らしたい私はよくイライラし、ケンカになった。

「ここはとても暮らしやすいけど、狭いし子どもが生まれたら引っ越さないとね」

引越したばかりだと言うのに次に住む住宅の情報収集をし始めた。

家賃と住宅購入のライフプランに悩む

ちなみに夫の会社からは家賃補助が出るのを良いことに、家賃15万のところを自己負担は約4万円で住んでいた。とても恵まれていた。

しかし会社の規定ではここを出るとなると、もう次の転居先では家賃補助は出ない。この辺りの家賃相場を考えると、もう次に引越す時は、ここよりは不便な場所になるね、という話になっていた。

厄介なことに、一度良いところに住んでしまうと、なかなか不便になることを許容したくない心境もやっぱりお互いあった。

しかしこの辺りは賃貸にしても購入にしても新築は勿論中古もかなり高くてなかなか手を出せそうにない。

今はとても住みやすいけど、子どもが生まれたらここは狭すぎる。どうせなら、最初から多少利便性や条件を落として広めの3LDKにすんでおけば良かったね。そうすれば子どもが産まれてもしばらくは住宅負担が少ないまま(会社の家賃補助を利用しながら)しばらく住むことができたのに。(※夫の会社の規定では第1子が大きくなるまで家賃補助が出る決まりだった)

結婚してしばらくし、子どもが欲しいと切願するようになってから、狭い家を選んでしまったことに後悔の念でいっぱいになった。

子どもの誕生と狭さとの葛藤

何ヶ月かの妊活ののち、ついに妊娠。

妊娠経過はほぼ順調で、2014年秋、夫と私はこの部屋でパパとママになった。

陣痛・出産は立会いする?しない?しなかった派の理由と体験談
photo credit: emotional birth via photopin (license) 妊娠記録を徒然なるままに...

初めての子育ては幸い辛いことはあまりなく、楽しいことばっかりだった。

赤ちゃんが産まれてからは案の定狭い家がさらに気になるようになり、早くここを出たいと思う日々だった。

家選びに保育園が関係してくる事態に

ところで幸い娘は近くの保育園に受かり、通わせることができた。

しかし引越しするとなったら今度は保育園問題が絡むようになる。

引越しで転園なんてことになったら、、、そもそもこのご時世保育園の転園なんて果たしてできるだろうか?

今の保育園にこのまま通わせるにしても車を持ってないないからこの近くの物件を探さなきゃいけない。

しかし家はど・こ・も、高い!!

2020年過ぎには住宅の過多供給により安くなるとも聞いたが、その時に100パーセントお気に入りの物件が見るかるかは分からないし、今度は小学校の問題も出てきて今よりもっと動きづらくなりそう。

その上あと4、5年もこの狭く物がいっぱいの中で育てるのも子どもがかわいそうだ。

と思うようになりますます悩むようになった。

そんな悩み事に始まり、

家が片付かないのは狭いからだ。
家が汚いのは狭いからだ。
料理が下手なのは狭いからだ。

全てを狭い家のせいにしてしまった。

ついに住宅購入を決意!

物件情報を探すこと数年、やっと妥協できる中古マンションが見つかりこの度引越しをする運びとなった。

悩みに悩みに悩みに悩んで、数日間夢に見るくらい悩んだ末、購入を決めた。

決め手は少し遠くなるが保育園に通わせられる距離だということ。

もとの家からせいぜい1キロくらいしか離れていない距離で近くに公園やスーパーもあり、金額もギリギリ行けるかな?というくらいの金額だった。

でも街の感じは全く違って、前の家は周りが賑やかな街中だったけれど、今度は静かな住宅街。

街の印象はかなり異なっていた。

不動産会社、銀行、売主、司法書士、沢山の人を介して様々な手続きのもと、とうとうマイホームを手に入れるに至った。

一つ一つの手順をワイワイ越えていくのはRPGのようで楽しかった。

住宅購入契約1日前。250万円の重みを握りしめていざ出陣。
この度夫婦で中古マンションを購入する運びとなりました。 明日はとうとう売主の方との契約日で、手付金を払い正式に書類契約を行う予...

引越しブルーの到来!引越し準備が進むにつれて寂しい気持ちに

望んでいたやっとの引越しだったのだが、引越準備を進めていくうち、過去のマリッジブルーと同じような症状がまたしても訪れた。

とにかく引越すのが寂しい。自分が決めたことなのに。

引越しをして掃除してみると、狭い家のせいにしていたのは、物をいつまでたっても捨てない、自分達のせいだと気付いた。

狭い家でも豊かに暮らしている人だっていくらでもいる。夫次第で狭い家でもきちんとした暮らしは手に入ったのではないか。

実家はいつでも帰ろうと思えば帰れる。しかしこの賃貸は離れたらもう中に入ることはできない。

子どもが赤ちゃんの頃の記憶がこの家とともに沢山ある。そこから離れるのか。

考えれば考えるほど寂しい思いが膨れ上がり、引越しが近づくにつれて引越しブルーがどんどん加速した。

そして、今(冒頭)にいたる。

・・・。

という経緯でした。(長い)

まとめ

  • とにかく便利な場所に住み過ぎて、そこから離れる不安
  • 結婚・妊娠・出産などのライフステージを前家で経験したことによるたくさんの大切な思い出
  • 狭い家ならば狭い家なりに楽しめば良かったという後悔

以上の理由から、どうやら私は引越しブルー(引越しうつ)になってしまったようです。

引越しの直後に今の思いを残しておこうと思い、泣きながらメモしたのを引越し数週間たって記事にしましたが・・かなり、落ち込んでますね( ;´Д`)

今はやはり時間がたったからか、今の家の良いところを落ち着いて見られるようになったからか、気持ちはもう落ち着いています♪( ´▽`)

思い出たっぷりの第二の我が家はいつまでも大切な思い出であり、今の自分を作っている大切な大切な一部。

その気持ちを大切にしながら新しい出会いや楽しみにしたい気持ちです。

引越しブルーの対処法の記事はまた別途書こうかな。

さ、引越しのダンボール、早く片付けて理想の家づくりをするぞー!

ドッチでした!

追記

引っ越しブルー対処法の記事を書きました!

効果てきめん!引越しうつ(引越しブルー)に効いた解決法
最近ついに住宅購入をし引越したのですが、前の家にものすごく愛着があり、なおかつ自分が常日頃豆腐メンタルなのもあってか気分が落ち込む『...
スポンサードリンク
おすすめ記事

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする