確定申告の時期になりましたね。
今年で言うと平成28年2月16日(火)〜3月16日(火)までが申告期間です。
妊娠出産によって初めて医療費控除の手続きが必要になった方も多いことでしょう。
この記事では、具体的な申告手続き方法について簡潔3ステップでまとめました。
ちなみに、医療費控除とは何ぞ?や医療費控除の可能な金額等については、国税庁のHPをご参考くださいね。個人サイトよりも確実ですよ。
目次
医療費控除は超簡単!3ステップ!
手続きはたった3ステップです。猿でも分かる!では行ってみましょ〜。
※前提:一般的な会社員を想定して記事を書いています。
①必要な書類を用意する
必要な書類はたった2種類です。
・その年の源泉徴収票
共働き夫婦の場合、どちらの名義でも申告は可能ですが、どちらの名義で申告すればよいのか迷ったら、一般的に収入が多い方が有利になります。
ただ、住宅ローン控除等他の控除が重なるとその限りではないので、国税局HP内の確定申告書作成コーナーで試算して、どちらの方が得か試算した方が念のためヨロシ。(入力を進めていくと、還付金額がいくらです、と表示されますのでどっちが得かはすぐ分かります)
ちなみにもちろん、旦那様名義の申請を税務署で奥様が手続きしても、特に問題にはなりません。去年私は夫の名前で申告しました。
・1年分の世帯全員分の医療費領収書
どういった医療費明細が医療費控除になるのかは国税局のHPで確認してください。
②「医療費明細書」を手書き作成or確定申告作成コーナーで作成
⑴医療費明細書を手書き作成
医療費明細書を手書き作成して、合計金額を計算します。
医療費明細書は、国税庁HP→確定申告書作成コーナー→ご利用の前に様式・手引き・入力例(様式・手引き)→確定申告書などの様式・手引き(様式・手引きはこちら)→医療費控除を受ける方(医療費の明細書PDF)で、ダウンロードできます。控除額を計算式に当てはめ、自分で算出します。
⑵確定申告書作成コーナーで作成(手入力or医療費集計フォームを利用し作成)
確定申告書作成コーナーより作成する場合は、方法は2種類。
※医療費集計フォームとは、確定申告書作成コーナーページからダウンロードできる、表計算ソフトです。
ⅰ:確定申告書作成コーナー登録の際、各明細を手入力する
後述の郵送or窓口提出する上で、提出書類をWEB上で作成する際、明細を手入力します。後述の・郵送の手順で医療費を入力するページで、
①
②
③医療費の合計額のみ入力する
と3種類の中から選択するページになりますので、①の文言を選び、登録できます。
ⅱ:医療費集計フォームという表計算ソフトをダウンロードして医療費明細書を作成
登録の前に、確定申告書作成コーナーよりダウンロードして、明細書を作成できます。
ダウンロードし、明細書を作成したら、②を選び、データを添付できます。
ちなみに、上記③医療費の合計額のみ入力するは、医療費明細を手書きで作成した場合に選びましょう。
③税務署へ提出
方法は3つ。どの手続きでもokです。
・eーTax
WEB上で全て還付手続きが完了できます。
留意点として、ブラウザ環境が推奨環境であることと、ICカードリーダライタの設置が必要であること、電子証明書発行が必要であること等事前準備が必須です。
医療費控除の場合、このeーTaxで申し込みをする場合は、医療費領収書の提出は必要ありません。(ただ、税務署の要請で提出できるよう3年間は手元に保管しておかなければなりません)
・郵送
確定申告書作成コーナー→作成開始→書面提出→所得税コーナーへ→作成開始・・・と入力していきます。源泉徴収票金額等も入力するので、手元に源泉徴収票も準備しましょう。
全て入力できたら、帳票印刷して、医療費明細書・医療費領収書・源泉徴収票などと一緒に税務署へ郵送します。それぞれのページに、詳しく説明が載っているので、その通りに進めれば大丈夫。
・税務署窓口に提出
書類を持参して最寄りの税務署の窓口での提出します。
持参書類は
・源泉徴収票
・1年分の医療費領収書
・医療費明細書(②で作成したもの)
・認印
(・確定申告書作成コーナーより作成した帳票)当日税務署で作成する場合はなくてOK
・入金口座通帳(確定申告書作成コーナーの帳票を持参する場合は、すでに入金口座も入力した書類なので、通帳は持っていかなくてもよい)
上記・郵送手順で作成した帳票はそのまま窓口提出できる書類なので、作成した場合は持っていくと、あとは医療費明細書・医療費領収書とともに提出するだけなので楽です。ただし当日税務署設置のパソコンで作成してもOK。私は税務署で作成しました。(混雑するかもしれないので注意が必要!私は30分くらい並びました・・・。)
ちなみに、医療費明細書すら全く作っていかなくてもぶっちゃけ源泉徴収票・各医療費領収書・通帳・認印だけ持参して、当日税務署で全て医療費明細書作成から窓口提出まですることも可。
しかしながら、確定申告期間は専用のブースが設けられていたりスタッフが増員していますが、税務署の規模や場所によると思いますが、期限間近や土日開放日ですとかなり並ぶこともありますし、赤ちゃん連れだと余計に大変。記入ブースに椅子が無いこともありますし・・・なるべく(せめて、医療費明細書だけでも)自宅で作成されて行かれることをオススメします。
まとめ
私自身、一昨年長女を出産し、去年初めて医療費控除を行いました。
アナログ人間なので医療費をまとめて手書きで医療費明細書を作って、税務署窓口でPCの登録手順を教えてもらい、手続き完了。
自分一人で、初めて赴く税務署。これであってるかな?と少し不安な気持ちで申告の手続きを行いました。結果、11608円も返ってきた♪v(^O^)v
最初は税金のことがイマイチよく分からないと思っていたけど、やってみたら超簡単♪
というわけで、申告方法をたったの3ステップにまとめました。
普段は会社員で、税金関係は全て給与天引き。あまり自分が税金を払っていると意識したことがなかったのですが、医療費控除を税務署に赴き行ったことで、結構給料の中から税金って引かれまくっている!自分はきちんと日々納税しているんだなあ・・・。という意識がハッキリしたように思います。