
ドッチです。ピアスやネックレスは痒くなりかぶれてしまうのでつけられない、いわゆる金属アレルギー持ちです。
目次
金属アレルギー持ちの結婚指輪選びでパッチテストを行ってみて
- 金属アレルギーは人によって反応する金属が違う
- 自分が何の金属アレルギーかは皮膚科で調べられる
- パッチテストは簡単というけれど、3日お風呂に入れない、ものすごく痒くなってもかいてはいけないなど意外と苦行だった
- パッチテストをすることによって今まで平気だった金属にアレルギーが始まってしまう可能性もある
- ひどく反応した場合、皮膚に跡が残ってしまうこともある!
- ウェディングドレスを着る予定の方は注意!!
金属アレルギー持ちはこんなシーンの時に困る
(指輪の箱パカー)
「えっ(金属アレルギーなんだけど・・・)」
まあ、幸いウチの夫はそんな情熱的なプロポーズじゃなくて良かった。
金属アレルギーの方で結婚指輪や婚約指輪を選ぶ際に気をつけること
毎日身につける前提の結婚指輪を選ぶ時に気をつけることは「自分が金属アレルギーを起こす素材の指輪を選ばない」ことです。
勿論、普段身につけないのならば多少は大丈夫ですが。毎日身につけるとなると話は別。
金属アレルギーは根本的に治す事が現在の医療では不可能。自分が金属アレルギーを起こす素材の指輪を選んでしまうと、装着のたびアレルギー反応が起きてとっても辛いですし、継続的に金属に触れ続けることにより悪化し重症に至ることもあるのだとか。
そもそも金属アレルギーとは?
「金属アレルギー」とは金属が原因で起こるアレルギーのこと。
金属との接触部に起こる接触皮膚炎(部位によっては粘膜炎)が代表的。
歯の治療に使う詰めものの金属が原因となって起こるケースや、
直接金属と接触していなくても、症状が相当酷くなったケースでは、まれに食物に含まれる金属に
対してもアレルギー反応を起こす場合もありえる。
また金属イオンが血流によって全身に運ばれると全身性皮膚炎を起こすこともある。出典:NAVERまとめ
金属アレルギーが起きやすい金属って?
一般的に値段が安いものは金属アレルギーになりやすくて、値段が高いものは金属アレルギーになりにくいと言われています。
が、人によって反応する素材は異なるので、結局皮膚科でパッチテストをしたり実際アクセサリーに触れてみないと、どれが自分に金属アレルギーを引き起こすかは分からないことが多い。
一般的に金属アレルギーになりやすい金属
ニッケル・コバルト・クロムなど。
一般的に金属アレルギーになりにくい金属
銀、チタン、鉄、アルミニウム、白金 など。
パッチテストとは?
48時間閉鎖型パッチテスト(PT)と呼ばれています。試薬の付いたテープを背中に2日間貼り、2日後それをはがし、除去後、皮膚に現れた反応を2日目、3日目、7日目の3回を国際基準(ICDRG)に基づいて判定する方法です。
出典:テーマパーク8020
病院によって多少違う場合もあるようです。腕でパッチテストを行う所や、見せる日にちが少し違う場合もあり。
私の場合、18種類の金属を背中に貼って、2日後、3日後、剥がした後7日後に様子を見せに皮膚科に通いました。
私が確認した金属の種類
塩化アルミニウム・塩化コバルト・塩化第二スズ・塩化第二鉄・塩化白金酸・塩化パラジウム・塩化マンガン・三塩化インジウム・四塩化イリジウム・臭化銀・重クロム酸カリウム・硫酸クロム・硫酸ニッケル・塩化亜鉛・塩化金酸・硫酸銅・塩化第二水銀・生食
値段は?
私の場合、1回目:1320円、2回目(2日目):520円、3回目(3日目):610円、4回目(7日目)370円でした。合計2820円。(ただし3回目受診時に炎症がひどく軟膏を処方されたので、その分高くなっています)
病院によって若干差はあるようですが、大体数千円程度で可能のようです。
パッチテストをする前に先生に言われたこと
パッチテストをする際、いくつか先生から言われたことは以下の通り。
パッチテストは、あくまで現在の自分がその金属に反応するかどうかを確認するだけの目安程度
パッチテストで平気でも今後反応する金属が増える可能性は十分にあり、確実ではないということです。
なので・・・、あまりパッチテストをそこまでオススメはしませんとのことでした。普段アクセサリーやブレスレット等着けてみてその都度使用している金属、自身の肌の反応を見たほうが良いと言う見方もあると。その方が簡単ですしね。
ただ、実際過去に自分の原因不明な金属アレルギーには悩まされたこともあったり、自分は何の素材で金属アレルギーの反応が出るのかやはり結婚指輪を選ぶ上でどうしても知りたかったので、私はやってもらうことにしました。
パッチテストが引き金になって今まで大丈夫だった金属のアレルギーが始まってしまうこともある
パッチテストは、数日間該当の金属を皮膚に接触させ続ける検査なので、その刺激が引き金となって金属アレルギー症状が始まってしまう可能性もあるとのことです。
基本的にお風呂に入っちゃダメ
私が検査してもらった皮膚科では三日間背中にパッチを貼ってみてもらいましたが、その間汗をなるべくかかず、お風呂にも入らないでとのことでした。
なので夏場はキツイかも。(私は秋に、有給休暇中だったのでなんとかできました)
ただ、皮膚科によって支指示が違うこともあるようで、病院によってはお風呂可と言われる所も中にはあるみたいです。
金属アレルギーパッチテストをやってみた感想
とにかくかゆい!かゆい!かゆい!
テスト中は、該当部分に触れませんので、どんなにかゆくてもただただ我慢するのみ。私は3つの金属に特に強い陽性反応が出てしまい、特にパラジウムとクロムはとにかく痒くて痒くてしょうがなかった!!今思い出しても苦行過ぎだった・・・。
(勿論、ひどいアレルギー症状が出た場合は、テストを中断することもあります)
数日間お風呂入らないだけでも結構ストレス
秋口とはいえ病気でもないのにお風呂に三日間入らないのは、とてもストレスでした・・・。
ひどく反応した金属部分の跡が背中に少し残ってしまった
背中に跡がしばらく残ってしまいました。もう3年位たちましたが、今も目を凝らしてよく見るとうっすらと跡があるようなないような・・・。
なので、
ウェディングドレスを着る予定の方は特に注意!!!
です!!
ウェディングドレスを着る時って大概髪をアップにして、背中がガッと開いていますよね?
金属アレルギー症状が出て肌が荒れてしまっていると、その部分が目立ってしまうかもしれません。
私は見事に背中の上部で炎症が出てしまいましたので・・・。
(ただ私の場合は神前式で白無垢、ウェディングドレスは前撮りだけだったので、背中の傷は気になりませんでしたけど・・・)
↑この時は、ウエディングドレス試着時。実際の前撮り当日は、また少し炎症は治まっていてそこまで気にする程度ではなくなりました。
金属アレルギーパッチテストの体験から得たこと
パッチテストをして、自分はパラジウムとクロムが特に弱いということが判明。また、銅と水銀も少し弱いことも判明し、それらの素材は避けて指輪を選びました。
結果、結婚指輪を使用して3年以上たちますが、金属アレルギー症状は今のところ出ていません。なので結果オーライ、私としてはパッチテストをやって良かったと思っています。
が、上記に書いたように、パッチテストをすることによる様々なリスク等があることは知っておいた方が良いです!
どうか、身体に害にならない素敵な結婚指輪選びができますように。ドッチでした!