出産後間もない新生児の移動は、安全面で特別心配になりますよね。
しかし退院時や2週間検診、一ヶ月検診、予防接種(早いもので生後2ヶ月から接種始まります)等必ず新生児と移動しなければならない機会も意外と多いもの。
私自身、新生児はただでさえふにゃふにゃで、抱っこするのもおっかなびっくり。その上外出なんて・・・状態でした。
さらに娘の場合、少し低出生体重児(←いわゆる未熟児、最近はあまり言いませんが)だったため、退院後、
なんて言われたもんで、どうしよう!?と思ったものです。
というのも、いわゆる「新生児から可能な抱っこ紐」を持っていたのですが、よくよく見てみると使用可能体重が3.2キロ以上からだった・・・orz
そうです。2250gで生まれた娘は生後しばらくは購入した抱っこ紐を使えなかったんですorz
そんな低出生体重児な分より悩みが深かった自身の体験を踏まえて、
これらの情報をまとめました。
調べてみると「低出生体重児向けの抱っこ紐」なるものがあったり新しい発見があったので是非ご参考ください(^^)
新生児の安全な移動方法は?出産後間もないケース
特に心配になる新生児期の安全な移動方法について
そもそも新生児期の赤ちゃんは、
・体温調節機能が未熟
・免疫力が不十分
・肌のバリア機能が未発達
また、外の世界に出てきて間もない赤ちゃんにとっては、外の世界は刺激が強すぎるので新生児期は、なるべく家の中で安静に過ごすことが大前提です。
ただ2週間検診等でどうしても外出しなければならない場合はそうも言っていられませんから、細心の注意を払う必要があります。
できる限り付き添い人はいた方が良い
特に病院などの用事は診察券等を受付に出したり書類を運んだり、ただでさえなれない抱っこをしながらでは至難の業です。それに加えて出産間もない母体は想像以上に体力消耗も激しいもの。できる限り付き添ってくれる方がいる場合は頼みましょう。
新生児も使える抱っこ紐や外出用おくるみ等で赤ちゃんを守りましょう
季節に関わらず新生児の赤ちゃんをそのまま抱っこしての外出は刺激が強すぎてNG。極力外の世界の刺激から守ってあげられるような抱っこ紐・スリング・おくるみ等が必要です。
新生児の退院・検診に使える抱っこ紐(抱っこひも)は?
最近は新生児から使用OKの抱っこ紐も沢山出てますので使用可能体重であれば是非使いたいところ。
新生児から抱っこできるタイプは、「横抱き」と「縦抱き」と主に2種類ありますが、比較的「横抱き」の方が推奨体重が低めに設定されていることが多いです。
有名どころでは『アップリカ』。
メリット
・保護者がとにかく楽。
・一人での外出も可能。
デメリット
・使用可能体重に注意が必要。生後間もなくは体重がまだ推奨使用体重に満ちず安全に使えない可能性もあります。
・あらかじめ抱っこ紐を購入して慣れておく必要がある。抱っこ紐もスリングも、慣れればどうってことなくても、最初はやりにくかったりします・・・。(エルゴでさえ、最初は説明書にかぶりつきでした)
抱っこ紐以外の新生児移動方法その①スリング
スリングで新生児向けのものも探すとあります。
ただし抱っこ紐同様慣れない内は使用は怖いです。外出はなおさら・・・。私は別ブランドのスリングを妊娠中購入していたのですが、どうしても使用に慣れなくて1回も使えず仕舞いでした;
抱っこ紐以外の新生児移動方法その②おくるみ
おくるみなどでくるんで移動する方法。
もちろんこれができるのは小さくて軽くて動かないでいてくれる新生児でないとなかなか難しいですね。
ファムベリーのおくるみとクッションにセットになっているタイプは、新生児でも赤ちゃんの安定して抱っこできそうだなと思いました。
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価格:7,344円 |
メリット
・特別な用意がいらず簡単。
・赤ちゃんを自然な抱っこの状態で移動できる。
デメリット
・絶対に落とすことがないよう&転ぶことのないよう細心の注意を払うこと。
・付き添いがいないとキツイこと。抱っこに集中しなければならないので、他のことはなるべく他の人に頼みましょう。
抱っこ紐以外の新生児移動方法その③クーファン
クーファンとは、↑このような赤ちゃん(主に新生児)を寝かせるための場所。最近では用意しない方も多いですが、持ち運べるクーファンならばそのまま移動もできます。
まだ首が据わっていない赤ちゃんはとてもデリケート。 病院に行かなくてはならないのに、ずっと抱っこをし続けられるか不安。そんなときも、クーファンの出番です。お出かけのときも寝かせたまま移動することができ、 目的地に着いた後もそのままベビーベッドとして寝かせておけるクーファンはお出かけにも便利です。
メリット
・赤ちゃんをねんねのまま運べる。
デメリット
・赤ちゃんが落下しないように持つ際のバランスに注意が必要。
・少し嵩張る。しっかりした作りのクーファンは特に大きいです。
抱っこ紐以外の新生児移動方法その④ベビーカーやベビーシートから外せるタイプ
ベビーカーやベビーシートから外せてそのまま赤ちゃんを運べるタイプ。
コンビのは、3種類のベビーカータイプ(新生児・1歳児・2歳児)・ベビーシート・キャリーラックと、なんと5種類の用途で使用可能です。
メリット
・ベビーカーや車の利用の時に便利。
・赤ちゃんをねんねのまま運べる。
デメリット
・車やベビーカーで安全に利用するため使用方法を熟知した上で使用しなければならないこと。結構ベビーシートの設置は最初手こずることもあるので慣れてない場合は練習が必要です。
・使用できるベビーカー、ベビーシートの種類は限られていること。ベビーカーもベビーシートも外国製のだったりゴツいタイプが多いです。
低出生体重児(低体重児・未熟児)向けの抱っこ紐もある
娘が新生児だった頃は知らなかったのですが、『低出生体重児向けの抱っこ紐』が存在します。(知った時は軽く衝撃的でした。)
『Weegoプリーミー』は体重1600gからOK
『Weego』というメーカーなのですが、その中の『Weegoプリーミー』は「低出生体重児用抱っこひも」と銘打って販売されています。
こちらの抱っこ紐、なんと体重1600g以上から使用可能なのだとか!
Amazonにも楽天にもお店がないので公式サイトからのみの販売となっています。
※公式サイトには「使用前に必ず小児科医に相談して下さい」との記載があるので、購入・検討する際はお気をつけくださいませ。
低出生体重児だけでなく双子ちゃん用の抱っこ紐もある
こちらの『Weego』には双子ちゃん用の抱っこ紐の取り扱いもしています。
『Weegoツイン』という商品でこちらも体重1600gからOKだそうです。
こちらも公式サイトをご確認ください。
最後に自分のケース
ちなみに、自分の場合は、
生後二週間後検診→ごく普通のおくるみで抱っこして行き、姉に付き添ってもらいました。
1ヶ月検診→ギリギリ体重が使用可能体重だったので、エルゴのインファントインサート付き抱っこ紐『360』で抱っこして行きました。
現在この『360』はエルゴの日本正規取引店ダッドウェイでは販売終了していて、2017年11月に発売された新商品、
インサート不要かつ前向き抱っこも可能な「OMNI360」という商品が人気です。気になる方は公式サイトをチェック!
新生児の時代は本当にあっという間で、抱っこの心配も体重が低い間のほんの一瞬のことでしたが、それでもすごく悩んだ記憶があります。
どの抱っこ方法・移動方法が良いかはケースバイケース。
自分達に合った、赤ちゃんとパパママ達にとって楽で安全な方法を選んでくださいね。