紅葉の季節には、花嫁さんの白無垢姿がよく映えることでしょう。
季節は違いますが、三年前の春、私達夫婦は、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮で挙式しました。若宮という建物での神前式です。
一生に一度の結婚式準備は、悩むことばかりでした。
白無垢での神前式が良いか、ウェディングドレスでの教会式が良いか。
最終的に自分達が選んだのは、神前式でした。
今回は、なぜ神前式を選んだかの理由、そして挙式して分かったメリットデメリットについて記事にしたいと思います。
↑挙式直前のドッチ。
神前式を選んだ理由
親族のみの挙式希望で、列席者が少ない&年齢が高めだった
特にウエディングドレスor白無垢どちらが良い!という強いこだわりはありませんでした。
ただ決まっていたことは、結婚式は親族のみでシンプルに行う、ということ。
出席者
新婦父母・新婦姉・新婦弟・新婦祖父母4人・新婦叔母・新婦大叔母大叔父・新郎父母・新郎妹・新郎叔父
列席者は高齢の方ばかりです。全員が出席している姿を想像した時に、教会式よりも神前式の方がしっくりくるかな、と思いました。
ちなみに鶴岡八幡宮は、夫の実家の近くで、私自身も小さな頃から初詣などでよく行っていた場所。ご縁がある場所だと思ったからです。
私、友達いないんです・・・
私、このブログでも公言してますが、学生時代に友達付き合いが人並みに出来ず、友達がいないんです(笑)
なもんで、結婚式がぼっち人生の一番の鬼門くらいに思っていたんですが、神前式を選んだことで、自然と列席者は親族のみで自然な形となりました・・・あ、でも決して消極的理由で選んだわけではないですよ、そういう背景抜きにしても、神前式がいいなっていう積極的理由で選んですよっ。
自分のぼっち経験談は下記記事に書きなぐっています↓
http://mamanoheso.com/bocchi-life
神前式を選んで良かったと思う5つ理由【メリット】
①境内の方もささやかながらお祝いしてくれる
神前式には境内を歩く「参進の儀」という儀式があります。特に鶴岡八幡宮は境内が広く、大鳥居から挙式を行う若宮もしくは舞殿まで距離があるので、歩く中で観光客の方から暖かい祝福をいただきました。
②高齢の親族の方がとても喜んでくれた
私達は、親族のみの挙式だったので、先述のように、ご高齢の方が多い式だったのですが、やはりこういう形式はほっとするね、と言ってくれました。
③日本人らしさを実感できる
白無垢という日本ならではの装いは、初めて着る緊張はあるもののどこかやっぱりどこかなつかしいノストルジーな気持ちになりました。
④半永久的に残る建物で自分達の式を挙げられる
当たり前ですが、神社が壊されるということはおそらくまずありません。
もし例えば別の場所で挙式をして、将来その建物が取り壊しか何かになったとしたら多分寂しい気持ちになると思いますが、神社はおそらくよっぽどの転変地変でも起きない限りそのようなことはないでしょう。
何十年後先、自分達がいなくなっても、建物はずっとそこにあり続ける。そんな神社での式は厳かな気持ちになりますし、生涯の心の拠り所となることでしょう。
⑤初詣やお宮参り、七五三などの行事のたびにお詣りできる
これが個人的に一番の良かったことかな。娘を妊娠した時、戌の日の祈願に鶴岡八幡宮に再び行ったのですが、ああ、1年前はちょうど結婚式だったな、としみじみとした思い出に更けることができました。
同じ場所で様々なライフステージでの思い出を重ねていくことができるって・・・とても良いものだと思うのです。
http://mamanoheso.com/inunohi-tsurugaokahachimangu
逆に、神前式を行う上で留意する点【デメリット】
ウェディングドレスが式では着られない
厳密にはダメではない所もあるようですが、神前式にウェディングドレスは・・・想像するとやっぱり少しおかしい気がします。個人的な主観ですが^_^;
ウェディングドレスをどうしても着たい!という方には難しい判断でしょう。
私たちがお願いしたウェディングサロンでは、ウエディングドレスの前撮りプランがセットになっていたので、そこで洋装フォト(ウエディングドレス&タキシード)を撮りました。
場所によっては天気や気候に左右される
私たちの結婚式当日は、何を隠そう 雨 でした。
「雨の花嫁は幸せになれるよ!」・・・なんて周りにフォローされましたが、当時はやっぱり晴れが良かった~;_;と思ったものです。(今となっては晴れだろうが雨だろうがどちらでも良い)
まあ、そこまで土砂降りではなく、写真のオプションに赤い傘も付いて良かったのですが(雨の日だけのオプションだったっぽい)
境内を歩く「参進の儀」は、やっぱり少し大変でした。慣れない白無垢で歩くのはただでさえ大変ですから・・・
また、私たちが結婚式を行った鶴岡八幡宮の場合、舞殿という四方八方に壁がなくオープンな建物の方での式を選ぶと、悪天候の時は別の建物(若宮)での式となり、当初の希望場所でないところでの式になる可能性があります。
(私たち夫婦は、元から屋根のある若宮の方希望だったのでそんなことはなかったのですが)
バリアフリー対応かは場所よって異なる
古い建物の場合、バリアフリー対応が難しい所も多いようです。
例えば階段や段差など。椅子も、硬く座りにくい木の椅子だったり、場合によっては車椅子の方の参加が難しい場合も・・・。
神社によって対応は様々ですので、事前によく確認することが大事ですね。
まとめ
一生に一度の結婚式。
悩むこともいっぱいで、準備は大変だったけれど、今にして思えば全てが懐かしく、全てが愛おしいです。
結婚式を挙げて良かったとしみじみと思います。
今もし神前式にするか教会式にするか、悩まれている方がいらっしゃったら、神前式を選んだ者の一意見として、良ければご参考ください。